こんにちは、ついついです。
本日は肝臓様のお世話についてです。
肝臓様は人体唯一の再生する臓器として知られています。
その再生力はなんと、2/3をカットしても1週間で再生してしまう程とか(ラット実験)。
しかしそれ程の再生力を持った肝臓様でも、私たちの無慈悲な攻撃を受け続ければ再生が間に合わず、静かにお亡くなりになってしまいます。
休肝日をしっかりと設けることでその間に再生して頂けますが、酒を飲むために生きている私たちにとっては中々難しいものです。
なので、少しでも効率的に肝臓を調べた結果、ありました。
日本医療研究開発機構、“肝臓の再生を促す仕組みを解明-脳からの信号が、肝臓障害時の命を守る-“
より。
肝臓再生促進の仕組みとは?
本文より、
- 神経信号が肝臓内の免疫細胞(マクロファージ)を刺激して肝臓再生を促進する仕組みを解明した
とのことです。
この研究によると、アセチルコリンによって肝臓内のマクロファージを刺激することでインターロイキン6(IL-6)という物質の分泌が促されます。
そして、このインターロイキン6が肝臓細胞内のシグナル伝達経路(FoxM1経路)を活性化します。
最後に、このシグナル伝達回路が活性化されることによって肝臓の再生が強く促進されます。
つまり、アセチルコリンを摂取することで多段階的に肝臓の再生を促進することができると言えるでしょう。
アセチルコリンとは?
アセチルコリンは神経伝達物質の1つであり、アルツハイマーにも関係していると言われています。
アルツハイマー型認知症ではアセチルコリンの減少が顕著に見られ、アセチルコリン不足予防に役立つのがコリンです。
そして、このコリンは体内ではほとんど合成ができないので食べ物からの摂取が必須です。
“コリン食”という言葉を聞いたことはないでしょうか?
コリンを含む食品は”コリン食”と言われ、以前から度々注目を浴びています。
コリンを含む食品には、卵黄、レバー、納豆等があります。
特に卵はコリン以外の栄養素も多量に含まれていますのでオススメです。
マクロファージとは?
マクロファージは白血球の一種で、体内で死んだ細胞や細菌、異物を捕食して消化してくれます。
このマクロファージがアセチルコリンによって活性化され、ウイルス、細菌、寄生虫等の抗原を摂取します。
そしてインターロイキン等のサイトカインと呼ばれるタンパク質を放出するという仕組みです。
インターロイキン6とは?
インターロイキン6はマクロファージによって排出されるサイトカインというタンパク質の中の一種です。
炎症反応の調節にはたらくとされているが、過剰産生によって関節リウマチを引き起こすともされています。
卵は身体に良いが、毎日何個も摂取するのは良くないとされる理由の1つでもあるとされています。
まとめ
アセチルコリンを摂取することで多段的に肝臓様の再生効果が促進されることが期待できる。
アセチルコリンを摂取するには”コリン食”。
コリンを含むのは卵黄、レバー、納豆等だが食べ過ぎは厳禁。
以上、私たちは肝臓様のサポートを努めながら共にお酒を楽しんでいきましょう。
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